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2008'07.24.Thu
Death(枯れゆく死神)
彼は死神として数多の枯れゆく魂を狩ることを生業とし、闇の中に生きてきました。
しかし、その生業に彼は何度も疑問に思っていました。
どうして自分がこんなことをしなければならないのか。魂を狩るという事は彼にはつらい事でした。
けれど彼は、とある晩とても興味深いものを発見したのです。
「何故お前はやめようとしないんだ」
Wanderer(彷徨う多重人格者)
幼児期に家族を目の前で殺された彼は、その記憶を隠すように心に七人の住人を目覚めさせました。
しかしそれは、誰が本物の彼で、誰が偽者の彼なのかそれすらわからなくなっていってしまったのです。
彼は、どの自分が本物の自分なのかを探してくれる人を求めながら、影に潜み歩みます。
「今の僕は、本物だと思う?」
Necromancer(導きの死霊遣い)
幼い頃から、彼が謡うと死霊の類が寄ってくることから、悪魔の子だと恐れられ虐待を受けてきました。
身体の右半身の疵を隠しつつ、彼は独り彷徨う魂を引き連れ行く先のない旅を始めました。
この声が枯れるまで、生が尽きるまで。そうする事が、自分にとっての倖せなのだと彼は言います。
「そんなの決まってる。人が好きだからだ」
Scissorhands(悲しみの全身凶器)
愛する女性を失った彼は、その想いを罪とされ、全身に凶器を抱えることになってしまいました。
力に震える身体を抑え、彼は彼女の魂を探すために探し続けます。
全身が凶器と化してしまった自分を、彼女がまた愛してくれるのか不安を隠しながら。
「こんな身体じゃ、君をこの手に抱けない」
2006/11/25...(Sat)...20:59
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